富士山が綺麗ですよー♪
丸の内から大手町にかけてのエリアも
ここ数年で
だいぶビルが建て替わりましたね〜
(年寄りみたいだけど許して〜)
皇居のお堀にせりだすような立地だった
外資系保険会社のビルも
2011年頃から取り壊し・再建
すっかり新しくなって
高層ガラス張りで
日系保険会社さんのビルとして
再出発。
ゴージャスになりましたね〜
かつてA◯Gビルだった時は15階建
一階ロビーは狭いけど全面大理石張り
あの場所にしては贅沢な作りです。
(皇居を上から見下ろすのは制約がある
と聞いたことがあり、タワマンのような高層建築
はできないらしい)
一時は旅行保険を申し込める
カウンターまであったり
2001年の同時多発テロの頃から
あらゆるセキュリティが厳しくなるまでは
なんだかゆるくて
余裕を感じる作りでした。
さて、当時、2000年をまたいで
前後15年にわたって
丸の内のA◯Gビル (← 伏せ字になってない)
に仕事で通っていたのですが
当時はまだ中層階からも
天気の良い日は窓から富士山が見えました!
西の新宿方面に、部分的にですが。。。
※ 2019年現在は、高層ビルが林立してしまい
丸の内にあるビルから富士山をみることは不可能となりました。
さてそんなある日のこと。
私は外人と日本人上司合計5人を抱えて
めっちゃ忙しい日を送っていました。
なにしろ全員性格も考えていることも全然違うので
一人一人に合わせて仕事をした後
他の人の仕事に取り掛かるときに
切り替えが難しい!
要は手がかかる・・・
愛すべき上司達でした。
当時の上司のみなさんは5名。
それぞれの上司の大まかな特徴は:
1. グローバルでもポジションの高い事業本部トップのイギリス人男性(超エリート)
2. 1の外国人より年は数年上。国内のパートナー企業での人脈がすごいたたき上げの頭がキレる日本人おじさん
3. イギリス人と同年代、海外でMBA取得してきた若手トップ感アリの日本人ビジネスマン
4. 長いものに巻かれるけど経費は好きに使いたい超日和見的な手のかかる日本人おじさま(女子には優しいけど。。。)
5. 合弁会社を渡り歩いてちょっとこじらせちゃった、若くて頭が良いけどちょっと気弱なアナリスト系男性
サポートの優先順位の順に書いてみましたが
そんなわけで各々からのリクエストが
本当に多岐にわたって
日本的な対応 vs グローバルエリート向けの対応
を瞬時に使い分けないといけなくって
めっちゃ忙しかったんです。
いつも、見た目だけは冷静沈着を目指す
私も結構パニクっていました。
そんな忙しすぎる午後。
私が自分のオフィス(机)で黙々と
下を向いて何かのチェック作業をしていたら
上記3番目のMBAエリート日本人上司
Cダイレクターがいきなり声をかけてきましたよ!
「シンディさん、富士山が綺麗ですよー」
え???
私の席からは窓が見えないので(秘書だからね)
ハイポジションの人の部屋に移動
(外資では窓のある長めのよい部屋=エグゼクティブの部屋)
Cさんの部屋はちょうど西側に窓があるので
夕やけや夜景が綺麗に見えたりするんです。
「おおお〜〜〜〜〜
富士山が見えますね!
雪をかぶっていて綺麗!」
ビルの西方向にある特定の窓の
隙間から見えるだけだけど
雪を頂いて本当に綺麗に見えていたので
改めて
こんな良い場所にオフィスがあるのに
下を向いて黙々と仕事するばかりの
自分をちょっと恥ずかしく思い
声をかけてくださったCさん
なんか、いいな、と思いました。
頑張れ、でも
大丈夫、でもなくて
富士山が綺麗ですよー♪
ってなんか素敵じゃないですか?
秘書を励ますのに。