元外資秘書シンディのブログ

元外資秘書、現在は独立して自営業。ニューノーマルの時代に地に足をつけて生きるためのあれこれをつぶやきます

【永久保存版】エグゼクティブ秘書の毎日は水面下での戦い〜病まないためのTIPS

 

 

こんにちは、シンディです。

 

自己紹介はこちら

 

 

さてさて、

振り返ると秘書時代は良いことも

大変なことも色々ありまして

 

毎日が戦いという日々もあれば

 

人格者の上司と巡り会えて

幸せだとしみじみする日もあれば

 

 

 

そんな、秘書業務の大変な話と

その対処法についてを書いてみますので

今色々悩んでいる方にご参考になれば幸いです。

 

 

という訳で、今日はこんな内容をお伝えしてゆきます。

 

 <目次>

 

 

 

利害関係が渦まく外資系企業エグゼクティブオフィス

 

外資系企業(多国籍企業)の生き残りの鉄則を一つ挙げるとするなら

 

「相手の利益になる存在であることをアピールすること」

 

役たたずは片っ端から消される、ってことですが

(ひところ話題になった日本の金融機関の”半返し”よりさらにキビシイ)

 

外資のエグゼクティブオフィスで

すでにのし上がってきた海千山千のツワモノ達(エグゼクティブともいう)

に囲まれていますとね。。。。

 

表向きはジェントルマンな皆様のこと、

日本人秘書の女子に対してあからさまに態度にこそだしませんが

 

まあ、内心では出世欲や野心に燃えて

メラメラしているわけです。

 

そんなわけで一挙手一投足

利害関係を気にして行動しています。

 

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こちらも日本にある外資のオフィスですし

 

おまけにM&Aなどがあって外資一枚岩ではない。。。。

日本のパートナー企業から転籍してきた

心が鎖国しているおじさま達も大勢

 

秘書としてはローカルの日本人メンバーと

外国人エグゼクティブとの

温度差なども考慮しつつ

 

日本的な気遣いを込めながら

相手の言っていることの裏読みをしながら

 

薄氷の上を歩いているような日常となります。

 

実はこの人こう言っているけど

実はこう思っているんだろうとか、

仮説というより妄想???

 

そんなことを繰り返していると疑心暗鬼になりますよね。

 

人によっては精神的に参ってしまうことも。

 

そんなこんなで心や体を病んで

しまった人も

秘書、マネージャー共にいました。

 

例えば、私の後輩のBさん。

多部署から異動してきた帰国子女で

英語がペラペラで仕事もできる人。

 

そんな彼女は秘書となって3ヶ月後くらいから

様子がおかしくなって

笑顔がなくなり 明るさが失われ、会社を休みがちになり

半年後には急に退職することに。

 

仕事が理想と現実では違ったのかもしれませんが

とても残念でした

 

 

 

 

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何がそんなに精神の異常消耗につながるのか

 

 

すごく出世したいわけでもなければ

自分のペースで仕事すればいいんじゃない?

なんでそんなに大変なの?

 

って思われるかもしれませんね。

 

 

ごもっともです。

 

細かいことに気を使うこと「だけ」

の日常ならまだいいのですが

 

 

2つ以上の文化の間で

両方を満たそうとすると

 

振り幅が大きくなってそれで

病むんだと思うんです。

 

 

例えば、ちょっとしたことでも、細かいことが気に触る

エグゼクティブっていらっしゃいます。

 

グラスの置き方一つでも

気分を損ねると後でひどい目にあうのではないかとか

ピリピリしているアシスタントも。

 

 

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一方で、仕事はドライで論理的に

進めることが求められますので

いうことは言わないと仕事にならない。。。

 

そこで

 

外資なのでストレートに理論武装して力づくで説得する場面

 

VS

 

相手の機嫌を損ねないように腫れ物に触るように振る舞う場面

 

この静  

の繰り返しが常に行われます。

 

なので

 

「秘書の女性って細やかな気遣いがいいよね〜」

 

なんてほざいている おっしゃっている特に

日本人の年配役員の方々は

 

平和で良い時代と環境にお過ごしになりましたわね。。。

 

と思わざるを得ません。

(毒舌ですみません)

 

 

ということで、何が疲れるかというと

仕事上の 2つ上の価値観に

その都度合わせてゆくことがとっても負担なんですね。

 

その両方に疲れますね~

 

 

多国籍企業で多様性のある上司を担当している

秘書アシスタントのみなさん

心からお疲れ様です。

 

 

疲れないように病まないように仕事をするためのコツ

 

以上のような

精神の異常消耗を引き起こす状況は

秘書業務に限らないかと思います。

 

サービス業的職種や海外と取引する職業には

よくあることかと思います。

 

よく聞く例としては国際線のフライトで働くCAの方などでしょうか。

 

異文化の多様なお客様と現場で直接対応するところなど

似ているところもあるかもしれませんね。

 

CAさんはそれに加えて精神+体力も消耗するから本当に大変かと思います。

 

実は秘書やCAなどの女性は細やか、じゃなくて

心臓にフサフサ毛が生えているレベルで

タフでないとサバイバルできない、と

シンディは信じています。 

 

 

さて、では、大変なことを述べるばかりでなくて

その対処法についてお話ししますね。

 

私が実際に行ったことは下記の2つです。

 

 

1. 仕事は仕事として、上手に割り切って開き直る

2. 他人の感情まで自分の責任として背負い込まない

 

 

 

 

1. 仕事は仕事として、上手に割り切って開き直る

一部上場企業の代表取締役を担当した20代の頃(遠い目)

はとにかく初めてのことばかりで必死でしたが(死にそうdった)

 

しばらくして転職したり外資系でお局ポジションになると

周囲といい感じの信頼関係ができてきます。

 

(この人天然だからと許してもらえる関係性の上司達ができる・・・)

 

そうすると、仕事でミスをしても死にはしない、リカバリーできる

ということがわかってくるので良い意味で自分を突き放して

広い視野で仕事をすることができるようになります。

 

2. 他人の感情まで自分の責任として背負い込まない

でた、アドラー心理学でいう「課題の分離」ですね。

 

他人がどう思っているかはその人にしかわかりません。

だから上司や関係者の感情をあまり追いすぎないで

淡々と仕事に集中した方が秘書として長持ちします。

 

業務などは不可抗力で重覆う葉に行かないこともたくさんあります。

そうなったからそうなんだそれ以上でも以下でもない

ということを自分がまず認めること。

 

 

 

ということで、できることから取り入れていただくと良いかと。

 

ではまた次回!